時事関連

【台湾危機】中国の無人機の動向について

みなさんこんにちは。

今回は昨今の台湾危機において中国からの無人機を筆頭とした日本への接近行為が多く発生しています。

今回の状況の説明や、無人機の詳細について解説していきます。

もくじ

今回の事件について

以下はNHKニュースからの引用です。

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に反発して中国軍が台湾周辺で行っていた大規模な軍事演習は7日、事前に予告した4日間の日程を終えました。中国軍の関係者は、今回の演習で武力による統一を決めた場合の動き方を検証したことを示唆していて、今後も台湾に対する圧力を強めていくものとみられます。

中国軍は、今月4日から台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で大規模な演習を行うと予告し、7日、4日間の日程を終えました。

nhk

このように軍事演習を日本の付近でも行っており、そのため軍艦や無人機が飛来し、空自がスクランブルを繰り返している状況です。

また、台湾付近では実弾での訓練も行われていたと報道されており、訓練が終わった後も引き続き注意が必要だとみられています。

飛来した無人機について

今回飛来したとみられる無人機(2機)について防衛省統合幕僚監部によりますと、

令和4年8月4日(木)午前から夜にかけて、中国の偵察型無人機(BZK005)1機及び偵察/攻撃型無人機(TB-001)1 機が東シナ海方面か
ら飛来し、沖縄本島と宮古島との間を通過して太平洋に至り、先島諸島の南の
太平洋上で旋回後、反転し、再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海
に至ったことを確認した。
また、推定中国の無人機(推定)1機が東シナ海から飛来し、台湾北東沖の
公海上空を旋回飛行していることを確認した。
これらに対し、航空自衛隊の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させ対応し
た。

防衛省統合幕僚監部

と発表しています。

この機について解説していきたいと思います。

偵察型無人機のBZK005について

まずこの機は、前に解説したUAVの後継ではなく型番的に前のバージョンのようです。

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2013年9月9日、中国方面から国籍不明の無人機1機が尖閣諸島に近い東シナ海上空を飛行して航空自衛隊のF-15戦闘機がスクランブルを行った際、日本の防衛省は翼竜と推定したことが報じられた。しかし、ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは自衛隊が撮影した映像ではBZK-005の特徴に一致していると分析していた。2018年4月18日に東シナ海の防空識別圏で飛行している中国の無人機を日本が確認した際は防衛省はBZK-005と推定した。

wikipediaより

以上の情報によると前にも空自が対応してた機のようで、何度か飛来が確認されているとのことです。また、派生型には武器も搭載されているとのことですが、発表されている情報の限りでは、偵察のみのようです。しかし、派生型のBZK-005Cは武装可能のようです。

当該機
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