昨今ロシアによるウクライナ侵攻において、アメリカの支援物資の一つであるスティンガーミサイルについて今回は解説していきたいと思います。
もくじ
スティンガーミサイルとは?
FIM-92 スティンガーは、FIM-43 レッドアイ 携行地対空ミサイルの後継として1967年に開発が始まったもので、開発においては、どのような状況下でも使用できる全面性と、整備性の向上、敵味方識別装置(IFF)の搭載に主眼が置かれた。
主目標は、低空を比較的低速で飛行するヘリコプター、対地攻撃機、COIN機などであるが、低空飛行中の戦闘機、輸送機、巡航ミサイルなどにも対応できるよう設計されている。このため、誘導方式には高性能な赤外線・紫外線シーカーが採用され、これによって目標熱源追尾能力(発射後の操作が不要な能力)を得ている。
wikipediaより
このように兵士が戦場等でも携行して、戦闘ができるよう開発された武器で、コンパクトでかつ威力が大きい武器として注目されています。
ジェネラル・ダイナミクス社という会社が開発・製造しているのですが、この会社はガルフストリーム(写真1)を製造していたり、バージニア級潜水艦を製造していたりしています。(写真2)
The US will send a massive arsenal to Ukraine in the next few weeks, President Joe Biden announced Wednesday, March 16, including Stinger missiles and battlefield drones.
Included in an $800 million assistance package are 800 Stinger anti-aircraft systems, 2,000 Javelin and 6,000 AT-4 anti-tank missiles, 1,000 light anti-armor weapons, 100 small “tactical” drones, 5,000 rifles, and 20 million rounds. The package also includes 25,000 sets of body armor and helmets — enough to outfit about 10% of the entire Ukrainian armed forces‘ claimed pre-invasion strength.
https://coffeeordie.com/stinger-drones-ukraine/
日本語訳
米国は今後数週間でウクライナに大規模な兵器を送ると、ジョー・バイデン大統領は3月16日水曜日に、スティンガーミサイルと戦場ドローンを含む大規模な兵器を発表した。
8億ドルの支援パッケージには、800のスティンガー対空システム、2,000のジャベリンと6,000のAT-4対戦車ミサイル、1,000の軽対空兵器、100の小型「戦術」ドローン、5,000のライフル、および2,000万発の弾丸が含まれています。パッケージには、25,000セットのボディアーマーとヘルメットも含まれています。これは、ウクライナ軍全体の主張する侵略前の強さの約10%を装備するのに十分です。
この中盤にあるものがスティンガーです。
また日本でも一部違う点はあるものの、使用されています。
現在は91式携帯地対空誘導弾に更新されたが、AH-64Dが装備する空対空型はまだ使用されている。
wikipediaより
ウクライナへの供与と訓練
威力や発射の様子
- アメリカは積極的に武器供与を行っている。
- 供与と同時に技術も伝えている。
- アメリカでも使用されており改良もされている。